こんにちわ。個人投資家の花咲丸です(^^)
ブログ47日目。昨日お伝えしたとおり、蔵王産業の銘柄分析をしていきたいと思います。
実際に私が保有している高配当株について毎日ブログで発信しています。こんな方はぜひご一読ください。
・日本の高配当株投資に興味がある方
・国内小型〜大型高配当株の銘柄分析を手間をかけずにやりたい方
・今の日本でどんな企業が儲かっているのか知りたい方
蔵王産業の評価 ☆☆☆☆(3.8/5.0点)
まずは結論から。
長期保有の高配当銘柄としての評価結果は、上記としました。
(投資は自己責任です。個別銘柄を推奨するものではありませんのでご理解ください。)
会社概要
【特色】
清掃・洗浄機器の輸入販売商社(ニーズに合わせた商品開発も)
ビルメンテナンス業界と製造業が主顧客
企業の設備投資に左右されやすい
無借金、自己資本比率80%越えの好財務企業
個人株主比率高い銘柄(500単元以下が6割占める)
業種:卸売業(小型株・景気敏感敏感株・配当性向40%目標)
【沿革】
1956年、機械、鋼材その他物品の販売を事業目的として蔵王産業(株)設立
1967年、業務用真空掃除機、自動床洗浄機等、環境クリーニング機器の販売開始
2004年、東証ジャスダック上場
2006年、ホテル客室用品及び水質浄化剤を販売しているエタニ産業株式会社(現連結子会社)を100%子会社化
2007年、東証二部上場
2015年、東証一部上場
【現経営者】
2021年6月、沓澤孝則氏が副社長から社長に昇格(現職)
「入社以来ずっと管理部門を歩み、経理、総務、情報、購買など、社内の数字に関しては誰よりも熟知しているという自信を持っています。しかし、企業の財務の数字も、そこから見えてくるものをしっかり捉え、それを経営に活かしていかなければ意味がありません。これまでの自分の経験や強みを活かしながら、今後の経営の舵取りを進めていく」とコメント。
【事業】
以下、3つの部門で構成
①清掃機器部門(主要商品:動力清掃機、真空掃除機、カーペット清掃機など)
②洗浄機器部門(主要商品:自動床洗浄機、カーペット洗浄機、高圧洗浄機など)
③その他部門(主要商品:強アルカリイオン電解水生成機、部品及びメンテナンスサービス、プール洗浄剤など)
【現況】*2022年6月時点
OEMはカーペット用リンサーが好調で、調理家電もやや増える
だが、製造業向けは床洗浄機や高圧洗浄機が横ばい程度、メンテ向け厳しい
23年度下期にかけ、材料高と円安による製品原価上昇に価格転嫁追いつかず
営業益小幅反落
23年3月期、10円減配予想
【今後】
音声で警告するロボット型モップは商業施設に試験的に導入、動作確認を実施
製造業向けに洗浄機の拡販目指す
企業分析のポイント
色々な書籍を読んで、私なりに高配当株のチェックポイントを以下の6つに絞りました。
- 配当推移(減配していないか)
- 配当利回り(購入時3.5%以上が目安)
- 配当性向(高すぎても業績悪化時に減配するリスクあり)
- EPS推移(増加していれば、ビジネスが順調である指標)
- 自社株買い(業績安定していないとできない)
- 自己資本比率(60%以上あると良い)
IRバンク、バフェットコードが上記指標を見る上で便利なのでさっそく見ていきましょう。
以下は、その他の参考指標
企業分析のポイント(採点結果)☆☆☆☆(3.8/5.0点)
それぞれのポイントを見ていきます。
- 配当推移(減配していないか)→直近10年では21年度と23年度予想で減配あるも、長期的には右肩上がり(○)
- 配当利回り(購入時3.5%以上が目安)→直近4.16%で十分(◎)
- 配当性向(高すぎても業績悪化時に減配するリスクあり)→40%〜50%メド。それ以上は減配となる時も(△)
- EPS推移(増加していれば、ビジネスが順調である指標)→着実に微増傾向続くが、23年度は前年比で減少予想(◎)
- 自社株買い(業績安定していないとできない)→21年度に7億強の大幅実施あり、それ以外は大きな動きはない(△)
- 自己資本比率(60%以上あると良い)→長期で85%程度を維持、無借金経営と好財務(◎)
まとめ
強み1:メーカー機能(顧客ニーズに合わせた商品開発)を持った専門商社(清掃・洗浄機器)
強み2:全国21ヵ所の営業所+各地域の販売代理店との強固な関係性(地域・顧客密着型営業)
強み3:無借金経営で、自己資本比率80%以上と好財務企業
懸念1:材料高と円安による製品原価上昇に価格転嫁追いつかない
懸念2:国内依存度が非常に高く、企業の設備投資(景気)に業績が左右されやすい
今後大きく伸びる市場とは言えませんが、ニッチな国内市場を、長年の信頼と好財務を武器に、今後も安定して生き抜いていく企業といった印象です。
私の保有株は現在30株です。
今の株価は、PER9.83(割安度)・PBR0.75(お買得度)で、直近1年で最安値です。
個人株主比率大きく、減配予想の影響もあってか、もう一段株価は下がると予想しています。底値から上がったタイミングで追加購入したいと考えています。
(※あくまでも個人の感想であり、投資は自己責任でお願いします。)
第47弾は、船井総研(9757)について明日のブログで触れていきたいと思います。
今日もブログを見ていただきありがとうございます(^^)
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