SBIホールディングス(8473)の銘柄分析 〜日本・高配当株〜

投資(日本・高配当株)

こんにちわ。個人投資家の花咲丸です(^^)

ブログ57日目。昨日お伝えしたとおり、SBIホールディングスの銘柄分析をしていきたいと思います。

実際に私が保有している高配当株について毎日ブログで発信しています。こんな方はぜひご一読ください。

・日本の高配当株投資に興味がある方
・国内小型〜大型高配当株の銘柄分析を手間をかけずにやりたい方
・今の日本でどんな企業が儲かっているのか知りたい方

SBIホールディングスの評価 ☆☆☆☆(4.2/5.0点)

まずは結論から。

長期保有の高配当銘柄としての評価結果は、上記としました。

(投資は自己責任です。個別銘柄を推奨するものではありませんのでご理解ください。)

会社概要

【特色】

国内外ベンチャー企業投資、ネット証券、保険、銀行など総合金融業を志向

証券口座数首位(2020年には当時1位だった野村証券を抜いて500万口座達成し、現在は800万口座以上まで急成長中)

地銀連合構想を推進(第4のメガバンク目指す)

ーITに強みを持つSBIの技術力や金融サービスを提携する地銀に提供し、業績・株価向上、地域活性化、公的資金返済につなげようとするもの

業種:証券業(大型株・景気敏感株・総還元性向40%下限目標

【沿革】

1999年、創業(ソフトバンク・インベストメント株式会社)

2000年、ソフトベンチャーキャピタル(株)吸収合併、ジャスダック上場

2002年、東証・大証一部に指定替え

2005年、SBIホールディングス(株)に商号変更

2006年、ソフトバンクグループから完全に独立

2008年、SBI証券(旧:SBIイー・トレード証券)を完全子会社化

2010年、ブルネイの財務省と投資ファンド共同設立、ロシア進出、ベトナム進出

2011年、香港証券取引所上場、マレーシア進出

2012年、中国事業統括会社(SBI (China) Co., Ltd.)設立

2014年、香港証券取引所上場廃止

2015年、ピーシーエー生命保険(現:SBI生命保険)を連結子会社化、SBIグローバルマネジメント設立

2018年、SBIインシュアランスグループ(保険事業の中間持株会社)が東証マザーズ上場

2020年、ライブスター証券の全株式取得、暗号資産取引所TAOTAO完全子会社化、じもとホールディングスと資本業務提携

2021年、筑波銀行と資本業務提携、新生銀行にTOB実施し完全子会社化

2022年、大光銀行と資本業務提携、金融庁からSBI地銀ホールディングスの銀行持株会社認可

【現経営者】

1999年〜、代表取締役会長兼社長兼CEO 北尾 吉孝氏(SBIグループ創業者)

野村証券伝説の証券マン→ソフトバンクを経て、SBI創業→金融におけるDXの第一人者へ

北尾吉孝(きたお・よしたか)
昭和26年兵庫県生まれ。49年慶應義塾大学経済学部卒業。同年野村證券入社。53年英国ケンブリッジ大学経済学部卒業。野村企業情報取締役、野村證券事業法人三部長など歴任。平成7年孫正義氏の招聘によりソフトバンク入社、常務取締役に就任。現在SBIホールディングス代表取締役社長。著書に『何のために働くのか』『君子を目指せ小人になるな』(共に致知出版社)など多数。

【事業】

これまでの「金融サービス事業」「アセットマネジメント事業」「バイオ・ヘルスケア&メディカルインフォマティクス事業」の3事業セグメントを、2023年3月期から以下の5事業セグメントに変更

①資産運用事業

資産運用に関連するサービスの提供

モーニングスターやSBIアセットマネジメント・グループといった資産運用に関連するサービスを提供しているグループ各社で構成されている

②暗号資産事業

暗号資産マーケットメイカーや、暗号資産(仮想通貨)の交換・取引サービス、システムの提供

成長領域と位置付ける暗号資産関連の事業を展開するグループ各社で構成されており、収益性を明確にするため新たに独立した事業セグメントと位置づけ

③金融サービス事業

証券関連事業、銀行関連事業、保険関連事業

証券・銀行・保険分野のグループ会社で構成され、従来は他のセグメントに分類されていたSBI
貯蓄銀行などの海外金融サービス事業等も集約

④投資事業

ベンチャーキャピタル、レバレッジド・バイアウト、事業承継などの各種ファンドの運営

SBIインベストメントといったベンチャーキャピタルをはじめ、各種ファンドの運営などプライベート・エクイティ投資等を展開するグループ各社で構成されています。

⑤非金融事業

バイオ・ヘルスケア&メディカルインフォマティクス事業、Web 3.0関連、アフリカ等の海外新市場に関する事業

バイオ・ヘルスケア&メディカルインフォマティクス事業やWeb 3.0に関連する事業、アフリカをはじめとした海外新市場で事業展開を行うグループ各社で構成されている。また、今後SBIグループに加わる企業のうち、先進的な取り組みを行う企業は当事業セグメントに属する予定

【現況】*2022年6月時点

新生銀行の小会社化に伴う負ののれん発生益が22年3月期の好決算を押し上げ(純利益が前の期比4.5倍の3668億円)

だが、22年4〜6月期は最終損益が23億円の赤字(赤字は四半期ベースで約10年ぶり)

新生銀行の連結子会社化に伴って、売上高は過去最高(前年同期比68.9%増)

・FX関連事業が好伸

・証券や韓国貯蓄銀は微減程度。が、のれん益約2000億円剥落

・保有暗号資産値下がりに加え、投資事業で評価損が想定以上に拡大(ベトナムの銀行の株価下落響く)

・前号より税前益減額税重い

【今後】

三井住友FGに第三者割当増資実施し約796億円調達(SBIHDへの出資比率は国内の事業会社として筆頭になり、2020年に始まった両グループの関係をより強固に)

SBI証券と新生銀行が金融商品仲介と銀行代理業開始、相乗効果発揮へ本腰

→主に富裕層をターゲットにした共同店舗も8月から運営開始(池袋・梅田)

企業分析のポイント

色々な書籍を読んで、私なりに高配当株のチェックポイントを以下の6つに絞りました。

  1. 配当推移(減配していないか)
  2. 配当利回り(購入時3.5%以上が目安)
  3. 配当性向(高すぎても業績悪化時に減配するリスクあり)
  4. EPS推移(増加していれば、ビジネスが順調である指標)
  5. 自社株買い(業績安定していないとできない)
  6. 自己資本比率(60%以上あると良い)

IRバンク、バフェットコードが上記指標を見る上で便利なのでさっそく見ていきましょう。

引用:バフェットコード
引用:IRバンク

以下は、その他の参考指標

引用:バフェットコード
引用:IRバンク

企業分析のポイント(採点結果)☆☆☆☆(4.2/5.0点)

それぞれのポイントを見ていきます。

  1. 配当推移(減配していないか)→コロナ渦でも減配なく、長期的には右肩上がり続く(○)
  2. 配当利回り(購入時3.5%以上が目安)→現在5.66%と非常に高い。今後も成長続けば長期保有で更なる高配当化目指せる(◎)
  3. 配当性向(高すぎても業績悪化時に減配するリスクあり)→30〜40%程度で、増配余地あり(◎)
  4. EPS推移(増加していれば、ビジネスが順調である指標)→22年3月期に大幅増、それまでは増減繰り返すも長期的には成長続く(○)
  5. 自社株買い(業績安定していないとできない)→直近3年は実施少ないが、総還元性向40%下限目標直と前向き姿勢(△)
  6. 自己資本比率(60%以上あると良い)→現在5%と低く、年々減少傾向(×)

まとめ

【強み1】国内外ベンチャー企業投資、ネット証券、保険、銀行など総合金融業ITに強み。証券口座数首位

【強み2】三井住友FGとの連携強化&TOB成功した新生銀行との金融商品仲介と銀行代理業開始し、相乗効果発揮へ

【課題】SBIのIT活用した地銀連合構想推進=地域金融機関10行との資本業提携(第4のメガバンク目指す)

【懸念】暗号資産・投資事業の業績変動幅大きく、決算への影響あり

引用:Yahooファイナンス

私の保有株は現在18株です。

今の株価は直近2年で低水準であり、PER7.21(割安度)・PBR0.7(お買得度)です。

業績の振れ幅が大きい分、株価変動も他の金融銘柄よりも大きいが、2500円ぐらいを底に動いている印象です。個人的には今の株価を上限にコツコツ積み増していきたい優良銘柄です。

(※あくまでも個人の感想であり、投資は自己責任でお願いします。)

明日のブログでは、INPEX(1605)について触れていきたいと思います。

今日もブログを見ていただきありがとうございます(^^)

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