INPEX(1605)の銘柄分析 〜日本・高配当株〜

投資(日本・高配当株)

こんにちわ。個人投資家の花咲丸です(^^)

ブログ58日目。昨日お伝えしたとおり、INPEXの銘柄分析をしていきたいと思います。

実際に私が保有している高配当株について毎日ブログで発信しています。こんな方はぜひご一読ください。

・日本の高配当株投資に興味がある方
・国内小型〜大型高配当株の銘柄分析を手間をかけずにやりたい方
・今の日本でどんな企業が儲かっているのか知りたい方

INPEXの評価 ☆☆☆☆☆(4.5/5.0点)

まずは結論から。

長期保有の高配当銘柄としての評価結果は、上記としました。

(投資は自己責任です。個別銘柄を推奨するものではありませんのでご理解ください。)

会社概要

【特色】

原油・ガス開発生産、国内最大手

政府が黄金株保有

豪州でLNG案件(イクシス)を操業

業種:鉱業(大型株・景気敏感株・総還元性向40%以上メド・株主優待制度あり

【沿革】

石油・天然ガスの探鉱・開発・生産という上流事業を中核に発展

今後も石油・天然ガスから水素、再エネ電力まで多様なクリーンエネルギーの安定供給を目指す

帝国石油(1941年設立)・国際石油開発(1966年設立)・ジャパン石油開発(1973年設立)の3社が合併して誕生

・2004年、ジャパン石油開発が国際石油開発の完全子会社に

・2008年、帝国石油と国際石油開発が合併して「国際石油開発帝石」が誕生

・2021年、INPEXに商号変更

引用:INPEX 2022統合報告書

【現経営者】

代表取締役会長 北村 俊昭氏(現経済産業省→2004現経済産業省局長→2009年同社副社長→2010年同社社長→2018年〜現職) 

代表取締役社長 上田 隆之氏(現経済産業省→2013年資源エネルギー庁長官→2017年同社副社長→2018年〜現職)

【事業】

以下、主軸となる「石油・天然ガス」今後の成長分野となる「ネットゼロ」の2分野事業を展開

石油・天然ガスとは?

生物の死骸などの有機物が海や湖の底に蓄積し、それが地中の熱や圧力により変質してできたとされる。地下深部で生成された石油・天然ガスは地層中の水より比重が小さいため、長い時間をかけて上昇していきますが、石油・天然ガスを通さない密度の高い地層にぶつかると、そこに溜まり、油田やガス田となる

①石油・天然ガス分野

地下に存在する原油・天然ガスを見つけて採り出す上流事業が基盤

引用:INPEX 2022統合報告書

②ネットゼロ5分野

ネットゼロカーボン社会の実現に向けて、温室効果ガスの排出量削減に貢献するソリューションを提供する事業

引用:INPEX 2022統合報告書

【現況】*2022年6月時点

柱の豪イクシスLNGは安定操業

権益持つ他プロジェクト合わせ、販売量増

油価高騰で利益拡大

会社計画は増額後も為替前提堅め

配当増額(22年12月期:48円→60円に12円増配)

〜日本のエネルギーが抱える今の課題とは?〜

エネルギー自給率が低い日本では、再エネの導入拡大は必須課題

・再エネ発電設備の導入容量は世界第6位、太陽光発電に限って見ると導入量は世界第3位にまで拡大したものの、再エネ比率約20%は主要国と比べると低い

・再エネは季節や天候によって発電量が大きく変動するエネルギーで、安定供給のためには、火力発電などの出力(発電量)が調整できる電源と一緒に使う、あるいは蓄電池などのエネルギーを蓄積する手段と組み合わせて使うことが必要

・世界の原子力発電実績はアメリカ、中国、フランス、ロシア、韓国などが上位

・建設中の原子力発電は中国に多く、韓国やインドが続いており、こうした国々で原子力発電が増えていく

【今後】

23年12月期は生産順調だが、油価やや低下見込む

豪州発電企業と現地で水素ハブ開発に向け協業覚書締結、水素製造や輸出視野に実現可能性を調査

アンモニア合成技術を開発する国内新興企業に7月出資

企業分析のポイント

色々な書籍を読んで、私なりに高配当株のチェックポイントを以下の6つに絞りました。

  1. 配当推移(減配していないか)
  2. 配当利回り(購入時3.5%以上が目安)
  3. 配当性向(高すぎても業績悪化時に減配するリスクあり)
  4. EPS推移(増加していれば、ビジネスが順調である指標)
  5. 自社株買い(業績安定していないとできない)
  6. 自己資本比率(60%以上あると良い)

IRバンク、バフェットコードが上記指標を見る上で便利なのでさっそく見ていきましょう。

引用:バフェットコード
引用:IRバンク

以下は、その他の参考指標

引用:バフェットコード
引用:IRバンク

企業分析のポイント(採点結果)☆☆☆☆☆(4.5/5.0点)

それぞれのポイントを見ていきます。

  1. 配当推移(減配していないか)→2013〜2015年無配当、2020年減配。長期的には伸びており、2022〜2024年は30円の配当金下限も設定(○)
  2. 配当利回り(購入時3.5%以上が目安)→直近3.84%で配当十分、株価下落時は4%台後半後半も(○)
  3. 配当性向(高すぎても業績悪化時に減配するリスクあり)→平均30%台、2022〜2024年は総還元性向40%以上メド(○)
  4. EPS推移(増加していれば、ビジネスが順調である指標)→2020年はマイナス、2021年〜2022年は直近10年で過去最高を更新中だが波がある(△)
  5. 自社株買い(業績安定していないとできない)→ほぼ実施していなかったが、2021年12月期に700億規模実施(△)
  6. 自己資本比率(60%以上あると良い)→60%程度と高い(◎)

まとめ

原油・ガス開発生産、国内最大手(日本のエネルギー供給量の1割)

政府が黄金株保有(経済産業大臣:19.9%の株保有)

利柱の豪イクシスLNGは安定操業、権益持つ他プロジェクト含め販売量増+油価口頭で利益拡大

2050年のネットゼロカーボン社会に向けて、水素・アンモニア・再エネ等の事業強化

23年12月期は生産順調だが、油価やや低下見込む

国内石油販売量は長期的には微減傾向続くが、直近の販売価格は上昇傾向

引用:Yahooファイナンス

私の保有株は現在1株のみです。

今の株価は、PER5.2(割安度)・PBR0.57(お買得度)で、割高ではない水準。

株価変動は思ったよりも激しい銘柄のため、個人的には大幅に下がったタイミングでまとめて購入したい銘柄です

(※あくまでも個人の感想であり、投資は自己責任でお願いします。)

明日のブログでは、積水ハウス(1928)について触れていきたいと思います。

今日もブログを見ていただきありがとうございます(^^)

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