日本フェンオール(6870)の銘柄分析

投資(日本・高配当株)

こんにちわ。個人投資家の花咲丸です(^^)

ブログ22日目。昨日お伝えしたとおり、日本フェンオールの銘柄分析をしていきたいと思います。

実際に私が保有している高配当株について毎日ブログで発信しています。こんな方はぜひご一読ください。

  • 日本の高配当株投資に興味がある方
  • 国内小型〜大型高配当株の銘柄分析を手間をかけずにやりたい方
  • 今の日本でどんな企業が儲かっているのか知りたい方

私なりの評価結果を先にお伝えします。

(投資は自己責任です。個別銘柄を推奨するものではありませんのでご理解ください。)

日本フェンオールの評価 ☆☆☆(3.0/5.0点)

会社概要

ガス消火装置等の特殊防災が主力(SSP事業)

熱制御で半導体製造装置に強み(サーマル事業)

M&Aで消防関連事業に参入(消防ポンプ事業)

引用:日本フェンオールHP

https://www.fenwal.co.jp/wp/wp-content/uploads/2022/08/%E6%B1%BA%E7%AE%97%E8%AA%AC%E6%98%8E%E8%B3%87%E6%96%992022.7.29.pdf

同社の売上・利益の柱は防災設備や感知機器を扱うSSP部門。

火災報知設備は、産業設備、工場、オフィスビル、立体駐車場、海外プラントをはじめ、高度な防災性能が要求される半導体工場や原子力発電所などで採用されているそうです。

しかし、その火災報知設備の製造で不正行為が発覚しています。(2022年3月末発表)

商品に使われる承認部品の生産中止に気づかず受注しており、その納期を優先するために不正行為が行われたとのことです。

消防機器を取り扱う企業として(社会的責任)、不正行為の対象となる製品の全数(約10,000点)について代替製品への交換を進めていくそうです。

業種は電気機器で、小型株になります。

企業分析のポイント

色々な書籍を読んで、私なりに高配当株のチェックポイントを以下の6つに絞りました。

  1. 配当推移(減配していないか)
  2. 配当利回り(購入時3.5%以上が目安)
  3. 配当性向(高すぎても業績悪化時に減配するリスクあり)
  4. EPS推移(増加していれば、ビジネスが順調である指標)
  5. 自社株買い(業績安定していないとできない)
  6. 自己資本比率(60%以上あると良い)

IRバンク、バフェットコードが上記指標を見る上で便利なのでさっそく見ていきましょう。

引用:バフェットコード
引用:IRバンク

以下は、その他の参考指標

引用:バフェットコード
引用:IRバンク

評価結果 ☆☆☆(3.0/5.0点)

それぞれのポイントを見ていきます。

  1. 配当推移(減配していないか)→綺麗な右肩上がりで増配中(◎)
  2. 配当利回り(購入時3.5%以上が目安)→直近4.5%程度(2022年の配当予想が67円)で十分な利回り(◎)
  3. 配当性向(高すぎると業績悪化時に減配するリスクあり)→2019年から60%を超えており減配リスクあり(△)
  4. EPS推移(増加していれば、ビジネスが順調である指標)→2018年をピークに、下げている(△)
  5. 自社株買い(業績安定していないとできない)→定期的に実施しており、2019年の3.6億が最大。(○)
  6. 自己資本比率(60%以上あると良い)→現状65%あり(○)

まとめ

1961年設立の日本フェンオールは米国フェンオール社との技術提携により、火災報知器などに関する先端技術を獲得してきました。

防災に関する独自のノウハウを蓄積しており、その独自技術は(熱制御)半導体製造装置といった事業にも広がっています。

小型株で、財務基盤もしっかりとした企業。且つ、ニッチ市場で活躍する面白い高配当銘柄です。

しかし2022年の不正行為は、これまでの企業の信頼を無くす行為であり、今後の企業改革がどのように進んでいくのか見ていく必要があります。

ちなみに、現在の株価(2022年10月現時点)は、直近2年間でかなり低い水準です。

引用:Yahooファイナンス

ちなみに、私の保有株は現在50株です。

(※あくまでも個人の感想であり、投資は自己責任でお願いします。)

第22弾は、デンソー(6902)について明日のブログで触れていきたいと思います。

今日もブログを見ていただきありがとうございます(^^)

コメント

タイトルとURLをコピーしました