遠州トラック(9057)の銘柄分析 〜日本・高配当株〜

投資(日本・高配当株)

こんにちわ。個人投資家の花咲丸です(^^)

ブログ40日目。昨日お伝えしたとおり、遠州トラックの銘柄分析をしていきたいと思います。

実際に私が保有している高配当株について毎日ブログで発信しています。こんな方はぜひご一読ください。

・日本の高配当株投資に興味がある方
・国内小型〜大型高配当株の銘柄分析を手間をかけずにやりたい方
・今の日本でどんな企業が儲かっているのか知りたい方

遠州トラックの評価 ☆☆☆☆(4.2/5.0点)

まずは結論から。

長期保有の高配当銘柄としての評価結果は、上記としました。

(投資は自己責任です。個別銘柄を推奨するものではありませんのでご理解ください。)

会社概要

【特色】

東海、南関東地盤の総合物流

2006年、住友倉庫子会社(TOB)※筆頭株主:60%

Amazonから幹線輸送と個別宅配業務受託

輸送部門(利益構成比:75%)主軸だが、倉庫部門(同:24%)も堅調

業種:陸運業(小型株・ディフェンシブ株・配当性向30%メド

【沿革】

1965年、遠州トラック設立(創業者:豊田順介氏)

1995年、ジャスダック上場

2006年、TOBにより住友倉庫の子会社になる

【現経営者】

2001年6月〜、澤田邦彦氏が代表執行役社長

【事業】

1.物流事業(※営業収益構成:輸送部門75%、倉庫部門24%)

  • 3PL業務(物流コンサル・管理・システム構築など、物流の包括的なアウトソーシングを請け負う
  • SCM業務資材調達から生産加工、納品・販売、リサイクル・処分までの一連の物の流れを一挙に担い、効率化を図るsupply chain management)
  • 輸配送業務(豊富な車輌ラインナップで全国配送、積み合わせの最適化、配車支援システム)
  • 共同配送業務(全国から集まった貨物を共同配送センターで仕分け、複数社でトラックをシェアすることで、個別輸送に比べて運賃が割安になるだけでなく、車両手配にかかる時間や人件費も削減可能)
  • 倉庫業務(最大5000坪の大型倉庫から普通倉庫、定温倉庫、危険物倉庫など、あらゆる保管・荷役ニーズに合わせた総計100棟以上の物流倉庫を所有

2.生活関連事業(※営業収益構成:その他部門1%

  • 引越し業務(しまうま引越しセンター)
  • 不動産業務(住居用賃貸・事業用賃貸・住宅用地売買)
  • 自動車整備業務(車検業務)

【現況】*2022年6月時点

2022年3月期、営業収益・純利益ともに過去最高更新

輸送部門ではアマゾン向けの幹線輸送が好調

倉庫部門では工業製品用部品の配送センター事業が拡大

燃料費の高騰は価格交渉でこなし、ドライバ一確保に伴う人件費も吸収して増益連続増配

固定資産増加(本社建物や倉庫等の建設工事)※22年3月期時点:前期比9億3,400万円増加

【今後】

2023年3月期予想、営業収益450億、純利益23億4,000万円は過去最高水準

建設中の同社最大級の物流センターにヤマハ発動機入居決まる(23年9月稼動予定)※引用:遠州トラックHP

全トラックに最新タコメーターを設置(ドライバーの安全確保を進める)

企業分析のポイント

色々な書籍を読んで、私なりに高配当株のチェックポイントを以下の6つに絞りました。

  1. 配当推移(減配していないか)
  2. 配当利回り(購入時3.5%以上が目安)
  3. 配当性向(高すぎても業績悪化時に減配するリスクあり)
  4. EPS推移(増加していれば、ビジネスが順調である指標)
  5. 自社株買い(業績安定していないとできない)
  6. 自己資本比率(60%以上あると良い)

IRバンク、バフェットコードが上記指標を見る上で便利なのでさっそく見ていきましょう。

引用:バフェットコード
引用:IRバンク

以下は、その他の参考指標

引用:バフェットコード
引用:IRバンク

企業分析のポイント(採点結果)☆☆☆☆(4.2/5.0点)

それぞれのポイントを見ていきます。

  1. 配当推移(減配していないか)→18年3月期以降、5期連続増配、23年3月期も増配予想続く(○)
  2. 配当利回り(購入時3.5%以上が目安)→直近3.69%で基準クリア、長期保有で更なる高配当化狙える(○)
  3. 配当性向(高すぎても業績悪化時に減配するリスクあり)→25%程度、増配余地あり(◎)
  4. EPS推移(増加していれば、ビジネスが順調である指標)→コロナ渦も耐え、21年3月期以降大きく伸ばし最高水準(◎)
  5. 自社株買い(業績安定していないとできない)→過去、実施なし(×)
  6. 自己資本比率(60%以上あると良い)→59%まで上昇中(○)

まとめ

住友倉庫傘下の総合物流(東海、南関東地盤)※本社:静岡県袋井市

Amazonからの配送業務受託で成長加速

全国への輸送部門主軸だが、あらゆる保管・荷役ニーズに合わせた倉庫部門が堅調に推移

建設中の同社最大級の物流センターにヤマハ発動機入居決まる(23年9月稼動予定)※引用:遠州トラックHP

国内運送業界は堅調だが、燃料費の上昇や運転手の人手不足の問題に直面も。IT活用などで経営効率を進めていけるかが更なる成長の鍵になりそうです

引用:業界動向サーチ

引用:Yahooファイナンス

私の保有株は現在10株です。

今の株価は、PER8.11(割安度)・PBR1.02(お買得度)で、割高ではない水準になってきたように思います。

個人的には貴重な小型株で今後の成長性も見込めるため、コツコツ積み立て投資していきたい銘柄です。

(※あくまでも個人の感想であり、投資は自己責任でお願いします。)

第40弾は、JR九州(9142)について明日のブログで触れていきたいと思います。

今日もブログを見ていただきありがとうございます(^^)

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