JR九州(9142)の銘柄分析 〜日本・高配当株〜

投資(日本・高配当株)

こんにちわ。個人投資家の花咲丸です(^^)

ブログ41日目。昨日お伝えしたとおり、JR九州の銘柄分析をしていきたいと思います。

実際に私が保有している高配当株について毎日ブログで発信しています。こんな方はぜひご一読ください。

・日本の高配当株投資に興味がある方
・国内小型〜大型高配当株の銘柄分析を手間をかけずにやりたい方
・今の日本でどんな企業が儲かっているのか知りたい方

JR九州の評価 ☆☆☆(3.5/5.0点)

まずは結論から。

長期保有の高配当銘柄としての評価結果は、上記としました。

(投資は自己責任です。個別銘柄を推奨するものではありませんのでご理解ください。)

会社概要

【特色】

1987年の「日本国有鉄道」の分割民営化によって発足

九州エリアの新幹線運営、在来線は観光列車に強みななつ星 in 九州

多角化推進し、不動産や流通・外食の比重高い

他のJRと比較して運輸事業に依存していないことから「走る不動産会社」とも呼ばれている

業種:陸運業(大型株・インバウンド関連株・1株配当金93円下限&配当性向35%メド

【沿革】

1987年、日本国有鉄道の分割民営化により設立

1989年、不動産・飲食業に参入

1990年、国際航路開設(福岡〜釜山)

2003年、九州新幹線開業(新八代〜鹿児島中央)

2006年、老人ホーム事業開始

2007年、ドラッグストア事業参入(ドラッグイレブンHD買収)

2010年、農業事業参入(農業生産法人株式会社)

2011年、養鶏事業参入(JR九州たまごファーム設立)

2017年、建設事業参入(キャタピラー九州買収)

2019年、飲食事業加速(焼肉)

2021年、不動産運用会社設立(JR九州アセットマネジメント)

引用:JR九州HP 2022統合報告書

【現経営者】

2022年4月〜、古宮洋二氏が代表執行役社長(九州新幹線全通と豪華寝台列車「ななつ星 in 九州」の実現に尽力した人物)

青柳俊彦前社長は代表権のある会長に就く(社長交代は8年ぶり)

2022年度から始まった新中期経営計画に合わせて体制を刷新し、立て直しを急ぐ

【事業】

以下、4つのグループで構成

  1. 運輸サービス:売上構成比30%、鉄道・バス・船舶の3つの事業、21年3月期以降赤字
  2. 不動産・ホテル:売上構成比33%、不動産賃貸/販売・駐車場・介護施設・ホテル・複合観光施設・私募REIT運用事業、コロナ渦も黒字維持&回復傾向
  3. 流通・外食:売上構成比13%、小売(土産屋・ファミマ)・飲食(業態幅広い)・農業(生産&販売)、21年3月期以降赤字
  4. 建設:売上構成比12%、建設業・車両機械設備工事業・電気工事事業・建設コンサル事業、コロナ渦も増益
  5. ビジネスサービス:売上構成比11%、広告業・建設機械の販売/レンタル・コロナで減益も回復基調

【現況】*2022年6月時点

不動産は、私募REITなどへの物件売却少ない

ただ、鉄道は西九州新幹線開業あり、観光需要戻る

ホテルは年度末にかけ稼働率改善

前期買収の焼き肉チェーンも通期貢献

大幅営業増益株売却特益

引用:JR九州HP 2022統合報告書

【今後】

社外では初となる博多天神商業施設のプロパティーマネジメント業務を22年11月受託

不動産業務拡充に弾み引用:JR九州HP

医療系に強い福岡のIT企業を22年6月子会社化引用:JR九州HP

22年9月23日、西九州新幹線開通

企業分析のポイント

色々な書籍を読んで、私なりに高配当株のチェックポイントを以下の6つに絞りました。

  1. 配当推移(減配していないか)
  2. 配当利回り(購入時3.5%以上が目安)
  3. 配当性向(高すぎても業績悪化時に減配するリスクあり)
  4. EPS推移(増加していれば、ビジネスが順調である指標)
  5. 自社株買い(業績安定していないとできない)
  6. 自己資本比率(60%以上あると良い)

IRバンク、バフェットコードが上記指標を見る上で便利なのでさっそく見ていきましょう。

引用:バフェットコード
引用:IRバンク

以下は、その他の参考指標

引用:IRバンク

企業分析のポイント(採点結果)☆☆☆(3.5/5.0点)

それぞれのポイントを見ていきます。

  1. 配当推移(減配していないか)→コロナで業績不振も減配無し、4期連続で1株当たり93円配当を維持(△)
  2. 配当利回り(購入時3.5%以上が目安)→直近3.05%で基準より低め(×)
  3. 配当性向(高すぎても業績悪化時に減配するリスクあり)→25%〜100%以上、コロナ以降余裕無し(×)
  4. EPS推移(増加していれば、ビジネスが順調である指標)→コロナ前が最高値、22年3月期回復基調も最高水準の半分程度(×)
  5. 自社株買い(業績安定していないとできない)→20年3月期、100億規模実施(△)
  6. 自己資本比率(60%以上あると良い)→10年で30%減少、現時点で40%(△)

まとめ

他のJRと比較して、運輸事業に頼らない独自路線の経営で、事業バランスが取れた企業

M&A積極的で、成長と事業拡大が続いていたが、コロナの影響を最も受けた企業の1つと言える

22年9月に西九州新幹線(かもめ)開通など、今後も新しい事業続く

22年10月現時点、コロナ収束と共にインバウンド需要も高まってきている。円安も追い風に、ピーク時の2019年水準まで回復できるかが直近の鍵になりそうです

引用:Yahooファイナンス

私の保有株は現在39株です。

今の株価は、PER18.19(割安度)・PBR1.23(お買得度)で、インバウンド銘柄と注目されてか直近2年で最高値水準まで回復してきました

個人的には株価上昇が続くと予想し、現在の保有株のみで、追加購入は一旦様子見です

(※あくまでも個人の感想であり、投資は自己責任でお願いします。)

第41弾は、NTT(9432)について明日のブログで触れていきたいと思います。

今日もブログを見ていただきありがとうございます(^^)

コメント

タイトルとURLをコピーしました