日本ピラー工業(6490)の銘柄分析 〜日本・高配当株〜

投資(日本・高配当株)

こんにちわ。個人投資家の花咲丸です(^^)

ブログ70日目。昨日お伝えしたとおり、日本ピラー工業の銘柄分析をしていきたいと思います。

実際に私が保有している高配当株について毎日ブログで発信しています。こんな方はぜひご一読ください。

・日本の高配当株投資に興味がある方
・国内小型〜大型高配当株の銘柄分析を手間をかけずにやりたい方
・今の日本でどんな企業が儲かっているのか知りたい方

 

日本ピラー工業の評価 ☆☆☆☆☆(4.6/5.0点)

まずは結論から。

長期保有の高配当銘柄としての評価結果は、上記としました。

(投資は自己責任です。個別銘柄を推奨するものではありませんのでご理解ください。)

 

会社概要

【特色】

流体の漏れ防ぐパッキン発祥、メカニカルシールも有力

半導体製造装置向け継ぎ手が利益柱に

  

業種:機械(小型株・景気敏感株・配当性向30%以上目標

  

引用:日本ピラー工業HP 統合報告書2022

 

【沿革】

創業以来95年以上にわたり、固有の流体制御技術を進化させながら、独創的で高品質な製品・サービスを提供

 

1920年〜|時代のニーズ:船舶【創業〜生産体制の確立】

1924年、創業者の岩波嘉重が船舶用レシプロエンジンのシリンダ-グランド用として合金製ピラーパッキンを考案し「日本ピラー工業所」を設立

1940年〜|時代のニーズ:工場【技術開発の躍進】

1980年〜|時代のニーズ:自動車【ブランド確立、世界進出へ】

2000年〜|時代のニーズ:半導体【グローバル化の深耕、新事業の創出】

 

沿革詳細は下記資料参照

引用:日本ピラー工業HP 統合報告書2022

  

【現経営者】

代表取締役社長 兼 CEO 岩波 嘉信

2021年度の業績「電子機器関連事業においては、 半導体需要の急拡大が大きな追い風となり、業績を押し上げました。産業機器関連事業は、エネルギー市場が大きく変化するなか、主に精密機器装置用メカニカルシールが増収増益に大きく貢献しました。 2022年度は樹脂不足がさらに深刻化するなか、引き続き不良率低減などのさまざまな方法を用いて供給量の確保に努めます。同時にコストアップに対しても、 原価低減や改善活動で競争力の強化を図る考えです。」

岩波 嘉信氏(いわなみ・よしのぶ)04年(平16年)神戸大経営卒。10年日本ピラー工業入社。12年取締役、18年取締役専務執行役員。兵庫県出身。

(2020年6月25日就任。岩波清久社長は代表権のある会長に)

  

【事業】

グランドパッキン、ガスケットやメカニカルシールなど、さまざまな産業機器の流体制御関連の総合シールメーカーとして事業展開。 現在では、シール技術や材料技術を発展させ、半導体をはじめ、免震・IT産業など最先端の技術で時代の要請に応える製品を展開し、幅広い分野に貢献している。

 

●電子機器産業事業:半導体・液晶製造装置関連業界向けピラフロン(ふっ素樹脂)製品は、 旺盛な半導体需要により、国内・海外ともに販売が大きく増加

 

●産業機器関連事業:メカニカルシール製品は、石油精製プラントや火力発電用製品が低調であったものの、補修品需要及び精密機械装置向け製品が好調に推移。またグランドパッキン・ガスケット製品では自動車向け製品が低調であったものの、化学関連及び舶用向け製品の販売が増加

事業詳細は下記資料参照

 

引用:日本ピラー工業HP 統合報告書2022

  

【現況】*2022年6月時点

柱の樹脂製継ぎ手は半導体製造装置向け堅調、産業機器関連が国内設備稼働率向上でパッキンなど需要旺盛

メカニカルシール補修も好調

フッ素樹脂の価格転嫁遅れても、連続営業増益&増配

【今後】

5G基地局増設見据え、フッ素樹脂製アンテナ基板開発低伝送損失訴求で採用狙う。

政府の原発再稼働方針でパッキンなど同社関連製品の需要動向注視

 

企業分析のポイント

色々な書籍を読んで、私なりに高配当株のチェックポイントを以下の6つに絞りました。

  1. 配当推移(減配していないか)
  2. 配当利回り(購入時3.5%以上が目安)
  3. 配当性向(高すぎても業績悪化時に減配するリスクあり)
  4. EPS推移(増加していれば、ビジネスが順調である指標)
  5. 自社株買い(業績安定していないとできない)
  6. 自己資本比率(60%以上あると良い)

IRバンク、バフェットコードが上記指標を見る上で便利なのでさっそく見ていきましょう。

 

引用:バフェットコード
引用:IRバンク

以下は、その他の参考指標

引用:バフェットコード
引用:IRバンク

企業分析のポイント(採点結果)☆☆☆☆☆(4.6/5.0点)

それぞれのポイントを見ていきます。

  1. 配当推移(減配していないか)→20年3月期に5円減配も、22年3月期以降は過去最高額配当へ回復(○)
  2. 配当利回り(購入時3.5%以上が目安)→直近3.88%で水準クリア、配当利回りは過去最高水準(○)
  3. 配当性向(高すぎても業績悪化時に減配するリスクあり)→目標通り30%前後で配当続く(○)
  4. EPS推移(増加していれば、ビジネスが順調である指標)→20年3月期に凹むが、現在V字回復(○)
  5. 自社株買い(業績安定していないとできない)→過去に10億以下3回実施ある(△)
  6. 自己資本比率(60%以上あると良い)→現在83%、長期で同水準維持(◎)

 

まとめ

・流体の漏れ防ぐパッキン発祥、メカニカルシールも有力。半導体製造装置向け継ぎ手が利益柱に。

・柱の樹脂製継ぎ手は半導体製造装置向け堅調、産業機器関連が国内設備稼働率向上でパッキンなど需要旺盛。メカニカルシール補修も好調

・フッ素樹脂の価格転嫁遅れても、連続営業増益&増配

・5G基地局増設見据え、フッ素樹脂製アンテナ基板開発。低伝送損失訴求で採用狙う。

 

 

引用:Yahooファイナンス

 

私の保有株は現在8株です。

今の株価は、PER7.94(割安度)・PBR1.17(お買得度)で、若干割高な水準

個人的には今の水準より下がればコツコツ購入して、2000円に近い水準まで下がるようであれば大きく購入したい優良銘柄です。

(※あくまでも個人の感想であり、投資は自己責任でお願いします。)

 

明日のブログでは、日東電工(6988)について触れていきたいと思います。

今日もブログを見ていただきありがとうございます(^^)

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