SOMPO(8630)の銘柄分析 〜日本・高配当株〜

投資(日本・高配当株)

こんにちわ。個人投資家の花咲丸です(^^)

ブログ37日目。昨日お伝えしたとおり、SOMPOの銘柄分析をしていきたいと思います。

実際に私が保有している高配当株について毎日ブログで発信しています。こんな方はぜひご一読ください。

・日本の高配当株投資に興味がある方
・国内小型〜大型高配当株の銘柄分析を手間をかけずにやりたい方
・今の日本でどんな企業が儲かっているのか知りたい方

SOMPOの評価 ☆☆☆☆(4.3/5.0点)

まずは結論から。

長期保有の高配当銘柄としての評価結果は、上記としました。

(投資は自己責任です。個別銘柄を推奨するものではありませんのでご理解ください。)

会社概要

【特色】

3メガ損保の一角

国内生命保険、海外損害保険の拡大推進

介護・ヘルスケアも収益の柱へと強化中

2021年〜中期経営計画の基本戦略:既存の事業領域を中心とした規模の拡大とリスク分散新しい顧客価値の創造、働き方改革

業種:保険業(大型株・金利&災害敏感株・総還元性向50%目標

損害保険モノに関する偶発事故に対し損害を保証する保険(掛け捨て型・実損払い・代理店経由)

生命保険の生死に関して保証する保険(積み立て・定額払い・保険営業マン経由)

【沿革】

1988年、東京火災誕生(損保ジャパン前身)

1892年、日本火災誕生(日本興亜損保前身)

1996年、生命保険事業への参入(安田火災:損保ジャパンの前身)

2001年、日本興亜損保合併誕生

2002年、損保ジャパン合併誕生

2010年、NKSJホールディングス設立(損保ジャパンと日本興亜損保の共同持株会社)

2014年9月、損保ジャパン日本興亜ホールディングスに社名変更

2016年10月、SOMPOホールディングスに社名変更

【現経営者】

2022年4月〜、櫻田謙悟氏がグループCEO 代表執行役会長(2019年6月〜2022年3月、同グループCEO 代表執行役社長→会長職へ)※安田火災海上保険(現損保ジャパン)入社組

2022年4月〜、奥村幹夫氏がグループCOO 代表執行役社長(海外子会社経営→転職(外資系金融機関)→再入社、介護事業の経営などを経て社長職に)※安田火災海上保険(現損保ジャパン)入社組

【メイン事業】

以下、5つの事業で構成

  1. 国内損害保険事業:損保ジャパンを中心に、モビリティ、防災・減災、自動運転などの分野でサービス開発を進めている(全体収入保険料の57%
  2. 海外保険事業29カ国で事業展開、世界最大のマルチナショナル農業保険、サイバーや再生エネルギー分野などのニューリスクに焦点(全体収入保険料の30%=今後の成長分野
  3. 国内生命保険事業:SOMPOひまわり生命、予防医療の考え方を加えた保険・サービス展開目指す(全体収入保険料の10%
  4. 介護・シニア事業:SOMPOケア中核、施設から在宅まで幅広く対応可能なフルラインナップの介護サービスを展開(全体収入保険料の3%)
  5. デジタル事業:2021年SOMPO Light Vortex設立、新規事業の創出、グループDX支援、スタートアップ企業への投資事例:ジオエックス社との協業 ※引用:SOMPO HP

【現況】*2022年6月時点

2022年3月期、営業収益・純利益ともに過去最高更新

2023年3月期純利益予想は1,600億円、減益予想(前期比マイナス約600億円)

収入保険料は国内堅調

欧米子会社も保険料改定効果もあり鋭伸

だが、資産運用で有価証券売却益減に加え、交通量の増加や6月の雪災など自然災害で保険金支払額が増加

2022年4月〜6月の第1四半期決算は、前期比に対して最終減益だが、連続増配

【今後】

自動運転OS開発のティアフォーへ100億円追加出資(レベル4の自動運転車向けOS開発支援、衛星打ち上げ失敗時のリスク補償する保険の提供開始)※引用:SOMPO HP

22年6月〜11月、自己株式取得上限580億円を発表(9月末時点で455億取得)

22年10月、世界有数の大手生命再保険会社であるReinsurance Group of America, Incorporatedとの協業を発表(既存事業で得た高齢化に関する知見等を活用し、健康状態の改善と経済的安定を実現する商品とサービスを共同で開発する)※引用:SOMPO HP

企業分析のポイント

色々な書籍を読んで、私なりに高配当株のチェックポイントを以下の6つに絞りました。

  1. 配当推移(減配していないか)
  2. 配当利回り(購入時3.5%以上が目安)
  3. 配当性向(高すぎても業績悪化時に減配するリスクあり)
  4. EPS推移(増加していれば、ビジネスが順調である指標)
  5. 自社株買い(業績安定していないとできない)
  6. 自己資本比率(60%以上あると良い)

IRバンク、バフェットコードが上記指標を見る上で便利なのでさっそく見ていきましょう。

引用:バフェットコード
引用:IRバンク

以下は、その他の参考指標

引用:バフェットコード
引用:IRバンク

企業分析のポイント(採点結果)☆☆☆☆(4.3/5.0点)

それぞれのポイントを見ていきます。

  1. 配当推移(減配していないか)→コロナ禍も減配なく、長期で見ても綺麗な右肩上がりで増配続く(◎)
  2. 配当利回り(購入時3.5%以上が目安)→直近4.27%と十分、長期保有で更なる高配当化狙える(◎)
  3. 配当性向(高すぎても業績悪化時に減配するリスクあり)→総還元性向50%以上で株主還元姿勢高い(○)
  4. EPS推移(増加していれば、ビジネスが順調である指標)→22年3月期で大きく伸びたが、23年3月期もコロナ前以上の水準を維持想定(◎)
  5. 自社株買い(業績安定していないとできない)→直近6年は毎年積極的に実施(◎)
  6. 自己資本比率(60%以上あると良い)→15%程度は業界水準(○)

まとめ

8期連続増配の3メガ損保の一角で、約130年の歴史で築いた強固な顧客財務基盤を持つ

主力の国内損保事業は、国内2位のマーケットシェア(事業ポートフォリオの約50%を担う)

注力している海外保険事業は、収入保険料が2016年比で約3倍まで拡大(先進国比率も44%→88%)

介護事業は現時点で国内2位の規模感あるが、全体売上の3%程度と主軸とはまだまだ成長余地残す

安定収入が見込める業界ではあるものの、国内市場の頭打ち感、金利や災害の影響が業績に大きく影響することは理解しておくべき(2011年の東日本大震災では、支払い額が莫大になり赤字転落も経験)

銀行やリース業界同様に、いかにして海外に成長基盤を拡大していけるかが鍵になりそうです

引用:Yahooファイナンス

私の保有株は現在10株です。

今の株価は、PER12.9(割安度)・PBR1.07(お買得度)で、少し割高な水準になってきたように思います。

個人的には一旦様子見で、暴落時にメガバンクやメガリースと一緒に大きく仕込んでおきたい銘柄です。

(※あくまでも個人の感想であり、投資は自己責任でお願いします。)

第37弾は、第一生命(8750)について明日のブログで触れていきたいと思います。

今日もブログを見ていただきありがとうございます(^^)

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