大阪ソーダ(4046)の銘柄分析 〜日本・高配当株〜

投資(日本・高配当株)

こんにちわ。個人投資家の花咲丸です(^^)

ブログ61日目。昨日お伝えしたとおり、大阪ソーダの銘柄分析をしていきたいと思います。

実際に私が保有している高配当株について毎日ブログで発信しています。こんな方はぜひご一読ください。

・日本の高配当株投資に興味がある方
・国内小型〜大型高配当株の銘柄分析を手間をかけずにやりたい方
・今の日本でどんな企業が儲かっているのか知りたい方

大阪ソーダの評価 ☆☆☆☆(4.2/5.0点)

まずは結論から。

長期保有の高配当銘柄としての評価結果は、上記としました。

(投資は自己責任です。個別銘柄を推奨するものではありませんのでご理解ください。)

会社概要

【特色】

旧大阪曹達

基礎化学品からダップ樹脂、医薬品分野へと展開

高シェアのニッチ製品群有する

引用:大阪ソーダ 2022年3月期 報告書

業種:食料品(中型株・景気敏感株・10年以上減配無し

【沿革】

大阪ソーダは1915年、独自の食塩電解技術の確立により創業し、かせいソーダや塩素に代表される基礎化学品事業を発展させてきました。
1960年代以降、合成樹脂、合成ゴム分野に進出し、機能化学品事業を基礎化学品と並ぶ収益の柱として確立。さらに新たな成長事業として、ヘルスケア事業、環境関連事業などへ業容を拡大

・1915年、「大阪曹達株式会社」設立

・1941年、大証一部上場

・1953年、東証一部上場

・1962年、ダップ樹脂製造開始

・1971年、エピクロルヒドリン製造開始

・1978年、アリルグリシジルエーテル製造開始

・1979年、エピクロルヒドリンゴム製造開始

・2001年、省エネタイヤ用改質剤「カブラス」製造開始

・2017年、アクリルゴム「ラクレスター」製造開始

・2018年、ノンフタレート型アリル樹脂製造開始

※事業の変遷詳細は下記資料参照

【現経営者】

代表取締役社長 寺田 健志氏(技術畑出身、自動車部品向け合成ゴムなど機能化学品を主力事業に育てた。海外駐在経験を生かしてグローバル展開を進める。2017年より現職 

機能化学品およびヘルスケア事業の拡大、バイオや環境をはじめとする新しい事業領域への展開を図り、高付加価値製品を中心とした強い事業構造の構築を進めていく」と今後を語る。

【事業】

「基礎化学品」「機能化学品」「住宅設備ほか」の3つのセグメントで稼ぐ

【現況】*2022年6月時点

医薬の精製材料や原薬・中間体が数量好伸

電子材料軸のアリルエーテル類は販売、値上げとも順調で想定超える

エピクロルヒドリン好調続く

業績上振れ、前期の最高純益を大幅更新

90円配に増額

【今後】

需要増続く医薬精製材料は設備増強23年2月完了予定、生産能力が1・8倍に大幅拡大

原薬・中間体の開発・製造受託は新たにバイオ医薬品へ参入視野

次世代リチウムイオン電池「半固体電池」を山形大学と共同開発(同社特殊ポリエーテルを活用)

引用:大阪ソーダHP

企業分析のポイント

色々な書籍を読んで、私なりに高配当株のチェックポイントを以下の6つに絞りました。

  1. 配当推移(減配していないか)
  2. 配当利回り(購入時3.5%以上が目安)
  3. 配当性向(高すぎても業績悪化時に減配するリスクあり)
  4. EPS推移(増加していれば、ビジネスが順調である指標)
  5. 自社株買い(業績安定していないとできない)
  6. 自己資本比率(60%以上あると良い)

IRバンク、バフェットコードが上記指標を見る上で便利なのでさっそく見ていきましょう。

引用:バフェットコード
引用:IRバンク

以下は、その他の参考指標

引用:バフェットコード
引用:IRバンク

企業分析のポイント(採点結果)☆☆☆☆(4.2/5.0点)

それぞれのポイントを見ていきます。

  1. 配当推移(減配していないか)→10年以上減配なく、長期で右肩上がりで成長。23年3月期も増配予定(◎)
  2. 配当利回り(購入時3.5%以上が目安)→直近2.3%で水準以下だが、長期保有で高配当化狙える(△)
  3. 配当性向(高すぎても業績悪化時に減配するリスクあり)→配当性向25%程度。増配余地十分(○)
  4. EPS推移(増加していれば、ビジネスが順調である指標)→コロナ影響微減あるも、22年3月期に過去最高更新し、23年3月期も2期連続最高更新予想(◎)
  5. 自社株買い(業績安定していないとできない)→毎年ではないが過去10〜30億規模で実施あり(△)
  6. 自己資本比率(60%以上あると良い)→現在65.7%で高い水準を維持し、年々比率も高まっている(◎)

まとめ

基礎化学品からダップ樹脂、医薬品分野へと展開高シェアのニッチ製品群有する

需要増続く医薬精製材料は設備増強23年2月完了予定、生産能力が1・8倍に大幅拡大

電子材料軸のアリルエーテル類は販売、値上げとも順調で想定超える

原薬・中間体の開発・製造受託は新たにバイオ医薬品へ参入視野

・配当利回りは2%前半程度と物足りないが、増配傾向続くため長期保有で高配当化狙いたい優良銘柄

引用:業界動向リサーチ
引用:Yahooファイナンス

私の保有株は現在1株のみです。

今の株価は、PER8.69(割安度)・PBR1.02(お買得度)で、割安ではない水準。

株価は好業績を背景に、順調に最高値更新中。個人的には下がったタイミングで買いたいところですが、こういった優良銘柄はそのまま上昇を続ける可能性も高いため、タイミングをあまり図らずにコツコツ1株単位で積み立て購入していく形でも良いと考えています。

(※あくまでも個人の感想であり、投資は自己責任でお願いします。)

明日のブログでは、デンカ(4061)について触れていきたいと思います。

今日もブログを見ていただきありがとうございます(^^)

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