ブリヂストン(5108)の銘柄分析 〜日本・高配当株〜

投資(日本・高配当株)

こんにちわ。個人投資家の花咲丸です(^^)

ブログ67日目。昨日お伝えしたとおり、ブリヂストンの銘柄分析をしていきたいと思います。

実際に私が保有している高配当株について毎日ブログで発信しています。こんな方はぜひご一読ください。

・日本の高配当株投資に興味がある方
・国内小型〜大型高配当株の銘柄分析を手間をかけずにやりたい方
・今の日本でどんな企業が儲かっているのか知りたい方

 

ブリヂストンの評価 ☆☆☆☆☆(4.5/5.0点)

まずは結論から。

長期保有の高配当銘柄としての評価結果は、上記としました。

(投資は自己責任です。個別銘柄を推奨するものではありませんのでご理解ください。)

 

会社概要

【特色】

タイヤで世界首位

米ファイアストン買収など世界展開

タイヤ管理などサービス型事業を加速

 

業種:ゴム製品(大型株・景気敏感株・配当性向40%メド

 

引用:ブリヂストン 2022統合報告書

【沿革】

ブリヂストングループは、約160の生産・開発拠点を持ち、 150を超える国々でタイヤ事業、ソリューション事業、化工品・多角化事業などを展開

1931年、福岡県久留米市にて創立

1988年、第二の創業(当時米国2位のファイアストン社を買収し、タイヤ世界シェアTOP3へ)

1997年、最高峰のモータースポーツF1参戦

2007年、リーディングリトレッドカンパニー、バンダグ社を買収

2019年、Webfleet Solutionsを買収し、リトレッド事業とソリューションビジネスの展開を加速

2020年、第三の創業(サステナビリティを 経営の中核に据えた中長期事業戦略構想を発表)

※その他沿革詳細は下記資料参照

引用:ブリヂストン 2022統合報告書

  

【現経営者】 

代表執行役 CEO 石橋 秀一 

コア事業であるタイヤ事業、成長事業であるソリューション事業を中心に戦略的成長投資を実行し、「将来への布石」を打っていきます。タイヤ事業においては、新たなタイヤ事業戦略の中核として、「ENLITENビジネス戦略」の構築、実行を進めています。「ENLITEN」は、これまでEVへの装着に最適な革新的タイヤ基盤技術として拡大してきました。今後は、商品・ビジネスモデルに価値を拡大し、EV時代の新たなプレミアムとして、環境負荷を低減すると共にビジネス成長を実現、お客様それぞれに合わせたタイヤ性能のカスタマイズと、生産から販売といったバリューチェーン全体の効率化による生産性の向上、コスト最適化など、二律背反の価値を同時に創出することに挑戦していきます

1954年生まれ、久留米大付設高校(福岡県)、静岡大学人文学部卒業。 77年ブリヂストン入社、米子会社ブリヂストン・ファイアストンインク派遣(海外勤務10年以上)、ブリヂストン副社長、副会長などを経て、2020年3月よりCEO(最高経営責任者)、福岡県出身 ※創業家の石橋家とは無関係

  

【事業】

コア事業であるタイヤ事業をベースに、成長事業としてのソリューション事業を①タイヤセントリックソリューション、②小売・サービス、③モビリティソリューションの3つに分類。この4事業に加工品・多角化事業を加えた5事業と探索事業の新たな事業ポートフォリオで構成。

タイヤ事業: 「ENLITENビジネス戦略」の構築、実行を推進。「ENLITEN」は、これまでEVへの装着に最適な革新的タイヤ基盤技術として拡大。今後は、商品・ビジネスモデルに価値を拡大し、EV時代の新たなプレミアムとして、環境負荷を低減すると共にビジネス成長を実現、お客様それぞれに合わせたタイヤ性能のカスタマイズと、生産から販売 といったバリューチェーン全体の効率化による生産性の向上、コスト最適化など、二律背反の価値を同時に創出することに挑戦していく。

ソリューション事業:成長事業と位置付け、欧州のWebfleet solutions、米国のAzugaなど、 M&Aによるモビリティソリューションの拡充を推進。今後、両社間、タイヤ事業とのシナジーの最大化を進め、新たな価値の創出に取り組む。また、グローバル小売ネットワークを基盤とした小売・サービス事業の強化など 、お客様がタイヤを「使う」段階で価値を増幅するソリューション事業の拡大も加速させていく。今後も、M&A、戦略的パートナーシップ、エコシステムの形成などを含め、それぞれのビジネスの成長性・収益性を見極め、戦略的成長投資を 実行し、強固なソリューション事業基盤を構築していく。

その他事業:コアコンピタンスの活きる領域 において探索事業も展開。タイヤをゴム・原材料 に「戻す」リサイクル事業、ソフトロボティクス事業、天然ゴム資 源の多様化を目指すグアユール事業において、事業化に向けて、共創をベースに、技術、ビジネスモデルの探索を続けると共に、新たな探索領域についても検討していく。

※タイヤ・ソリューション・多角化事業の売上・利益の構成は下記資料参照

引用:ブリヂストン 2022統合報告書

  

【現況】*2022年6月時点

新車用の回復鈍いが、市販用は増加

鉱山用も伸長

原材料高は値上げでほぼ相殺

円安もプラス

ロシア関連ほか損失こなし営業増益

事業売却益剥落

23年12月期は新車用復調

原材料高止まりでも値上げ浸透勝る

減損一服で営業益続伸、増配

  

【今後】

30年までに2.8兆円戦略投資環境、高付加価値品の増強、ソリューションが柱

ブランドテコ入れにレース活動再開

米国新興自動車メーカーと電動SUV向けのタイヤ開発・納入するパートナー契約締結(2023年欧州にて自動車発売予定)

引用:ブリヂストン 2022統合報告書

 

企業分析のポイント

色々な書籍を読んで、私なりに高配当株のチェックポイントを以下の6つに絞りました。

  1. 配当推移(減配していないか)
  2. 配当利回り(購入時3.5%以上が目安)
  3. 配当性向(高すぎても業績悪化時に減配するリスクあり)
  4. EPS推移(増加していれば、ビジネスが順調である指標)
  5. 自社株買い(業績安定していないとできない)
  6. 自己資本比率(60%以上あると良い)

IRバンク、バフェットコードが上記指標を見る上で便利なのでさっそく見ていきましょう。

 

引用:バフェットコード
引用:IRバンク

以下は、その他の参考指標

引用:バフェットコード
引用:IRバンク

企業分析のポイント(採点結果)☆☆☆☆☆(4.5/5.0点)

それぞれのポイントを見ていきます。

  1. 配当推移(減配していないか)→20年12月期に50円の大幅減配も、翌年過去最高額配当へ(○)
  2. 配当利回り(購入時3.5%以上が目安)→直近3.23%で水準に足りないが、業績次第で増配続くため、長期保有で高配当化狙える(△)
  3. 配当性向(高すぎても業績悪化時に減配するリスクあり)→40%目安に配当、好財務のため増配余地はある(○)
  4. EPS推移(増加していれば、ビジネスが順調である指標)→20年12月期はマイナス転落も、21年12月期V字回復(○)
  5. 自社株買い(業績安定していないとできない)→19年12月期に2000億規模実施、それ以外の年は目立った動きなし(○)
  6. 自己資本比率(60%以上あると良い)→現在59%、長期で高水準維持(◎)

 

まとめ

タイヤで世界首位、米ファイアストン買収など世界展開、タイヤ管理などサービス型事業を加速

約160の生産・開発拠点を持ち、 150を超える国々でタイヤ事業、ソリューション事業、化工品・多角化事業などを展開(海外売上比率8割以上)

新車用の回復鈍いが、市販用は増加鉱山用も伸長原材料高は値上げでほぼ相殺円安もプラス

30年までに2.8兆円戦略投資環境、高付加価値品の増強、ソリューションが柱

・ブランドテコ入れにレース活動再開

 

引用:業界動向リサーチ

 

引用:Yahooファイナンス

 

私の保有株は現在1株のみです。

今の株価は、PER13.87(割安度)・PBR1.24(お買得度)で、割高ではない水準

現在の株価(5200円前後)が、上場来の最高値圏。景気敏感株で変動大きいため、個人的には少なくとも4000円以下の水準で購入したい優良銘柄です。

(※あくまでも個人の感想であり、投資は自己責任でお願いします。)

 

明日のブログでは、コマツ(6301)について触れていきたいと思います。

今日もブログを見ていただきありがとうございます(^^)

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