大塚ホールディングス(4578)の銘柄分析 〜日本・高配当株〜

投資(日本・高配当株)

こんにちわ。個人投資家の花咲丸です(^^)

ブログ66日目。昨日お伝えしたとおり、大塚ホールディングスの銘柄分析をしていきたいと思います。

実際に私が保有している高配当株について毎日ブログで発信しています。こんな方はぜひご一読ください。

・日本の高配当株投資に興味がある方
・国内小型〜大型高配当株の銘柄分析を手間をかけずにやりたい方
・今の日本でどんな企業が儲かっているのか知りたい方

 

大塚ホールディングスの評価 ☆☆☆☆(4.3/5.0点)

まずは結論から。

長期保有の高配当銘柄としての評価結果は、上記としました。

(投資は自己責任です。個別銘柄を推奨するものではありませんのでご理解ください。)

 

会社概要

【特色】

国内製薬大手で抗精神病薬が主力

ポカリスエット・ネイチャーメイドなど機能性食品も拡大

世界90カ所に工場

 

業種:医薬品(大型株・ディフェンシブ株・2015年から一株当たり100円配当継続

 

引用:大塚ホールディングス 統合報告書2021

 

【沿革】

2021年9月、大塚グループは創業100周年

1921年に化学原料メーカーとして徳島県鳴門の地で大塚武三郎により創業、世界33カ国・地域で約4万7000人が働く企業グループに成長(2021年12月時点)

 

1946年、臨床栄養分野に参入し医薬品メーカーとしての歩みを始める ※1953年発売の「オロナイン軟膏」など

1964年、自主技術・医薬品の開発を目的に大塚グループの中核会社となる「大塚製薬」設立

1965年、ニュートラシューティカルズ(栄養医薬品)関連事業開始 ※「オロナミンC」など

1970年〜、消費者商品事業が確立 ※「ボンカレー」・1980年発売の「ポカリスエット」など

1973年、タイ大塚製薬設立。その後は台湾・韓国・インドネシア・パキスタン・中国・エジプトなどに点滴注射液事業を開始

1985年、アメリカ事業開始。2002年発売の「抗精神病薬エビリファイ」がブロックバスター(稼ぎ柱)に成長

1998年、ヨーロッパ事業を本格展開開始。2006年投入の「エピリファイ」などで医薬品事業は大きな成長を続けている

2000年〜、ブロックバスターとなった抗精神病薬「エビリファイ」や抗がん剤による医薬品の世界化が確立し、ニュートラシューティカルズ関連事業のグローバル展開も加速。健粧品(コスメディクス)やメディカルデバイス事業、大豆関連事業が次世代のテーマに

2008年、大塚ホールディングス設立、グローバルな総合ヘルスケアカンパニーとして成長続ける

 

※その他沿革詳細は下記資料参照

引用:大塚ホールディングス 統合報告書2021

  

【現経営者】 

代表取締役社長・CEO 樋口 達夫 

医療関連事業では、グローバル4製品と位置付けた製品群が引き続き順調に伸長し、新規抗がん剤をはじめとする新製品も着実に成長しています。ニュートラシューティカルズ関連事業では、機能性飲料が復調したほか、人々の体調管理に対する意識の向上によりサプリメント等の需要が増加しました。

今後も、不確実性の高い世界がもたらす社会課題に対応しながら、一方では環境変化で生まれる新しい技術やニーズをトータルヘルスケアに取り入れ、多様な事業から健康価値を創造して人々の健康に貢献してまいる所存です。(2022年11月HP トップメッセージより)

2000年から8年にわたり大塚製薬株式会社において経営課題に取り組み、大塚製薬グループの中核企業の代表取締役社長として、グローバル化を推進し、国内・外での事業基盤を確立。
2008年に新たに発足した大塚ホールディングスにおいても、グループのグローバル展開を加速させ、世界中の人々の健康で豊かな生活に貢献すべく、事業を推進する指導力、さらにはグローバルな経営感覚を持ち合わせたリーダーとして、樋口達夫氏が選任された。

※2015年〜、創業家出身の大塚一郎氏が会長就任(2014年に死去した大塚明彦前会長の長男)

 

【事業】

医療関連事業、NC関連事業、消費者関連事業、その他の事業の4つのセグメントで構成。売上比率は下記参照

 

引用:大塚ホールディングス 統合報告書2021

 

引用:大塚ホールディングス 統合報告書2021

 

引用:大塚ホールディングス 統合報告書2021

  

【現況】*2022年6月時点

医療用は抗精神病薬など主力品が伸長

食品も『ポカリ』など回復

ただ腎性貧血薬の減損約240億円に加えアケビア社との契約終了に伴い和解金支払い等で71億円計上

円安影響による原価高が想定超

営業益横ばい圏に下振れ

 

【今後】

高血圧症の治療機器候補が米国の試験で主要評価項目達成

23年12月期は減損影響等減り営業増益予想

 

企業分析のポイント

色々な書籍を読んで、私なりに高配当株のチェックポイントを以下の6つに絞りました。

  1. 配当推移(減配していないか)
  2. 配当利回り(購入時3.5%以上が目安)
  3. 配当性向(高すぎても業績悪化時に減配するリスクあり)
  4. EPS推移(増加していれば、ビジネスが順調である指標)
  5. 自社株買い(業績安定していないとできない)
  6. 自己資本比率(60%以上あると良い)

IRバンク、バフェットコードが上記指標を見る上で便利なのでさっそく見ていきましょう。

 

引用:バフェットコード
引用:IRバンク

以下は、その他の参考指標

引用:バフェットコード
引用:IRバンク

企業分析のポイント(採点結果)☆☆☆☆(4.3/5.0点)

それぞれのポイントを見ていきます。

  1. 配当推移(減配していないか)→10年以上減配なく、2015年以降は一株当たり100円配当継続(○)
  2. 配当利回り(購入時3.5%以上が目安)→直近2.18%で水準以下、現状の100円配当継続の場合は高配当化困難のため、株価が大きく値下がりした時に購入したい(△)
  3. 配当性向(高すぎても業績悪化時に減配するリスクあり)→20〜60%メド、好財務のため増配余地はある(○)
  4. EPS推移(増加していれば、ビジネスが順調である指標)→コロナ渦も影響少なく安定的(○)
  5. 自社株買い(業績安定していないとできない)→13年度に200億、14年度に300億実施以降はほぼなし(△)
  6. 自己資本比率(60%以上あると良い)→現在71.8%で非常に高い(◎)

 

まとめ

国内製薬大手で抗精神病薬が主力ポカリスエット・ネイチャーメイドなど機能性食品も拡大

世界90カ所に工場を保有し、世界で安定成長を続けるグローバル企業

2022年、医療用は抗精神病薬など主力品が伸長食品も『ポカリ』など回復

ただ腎性貧血薬の減損約240億円に加えアケビア社との契約終了に伴い和解金支払い等で71億円計上

・円安影響による原価高が想定超営業益横ばい圏に下振れ

・好財務配且つ安定配当あるが、利回りは2%台と少し物足りない。株価が大きく下落したタイミング、利回りが3%台になった際にぜひ大きく購入したい優良銘柄

 

引用:業界動向リサーチ

 

引用:Yahooファイナンス

 

私の保有株は現在2株のみです。

今の株価は、PER19.03(割安度)・PBR1.12(お買得度)で、割高ではない水準

直近数年は4000〜5000円のボックス相場で停滞。国内製薬会社5強の一角、好財務のディフェンシブ株であるため、個人的には4000円を切ったタイミングで大きく購入したい優良銘柄です。

(※あくまでも個人の感想であり、投資は自己責任でお願いします。)

 

明日のブログでは、ブリヂストン(5108)について触れていきたいと思います。

今日もブログを見ていただきありがとうございます(^^)

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