学究社(9769)の銘柄分析 〜日本・高配当株〜

投資(日本・高配当株)

こんにちわ。個人投資家の花咲丸です(^^)

ブログ46日目。昨日お伝えしたとおり、学究社の銘柄分析をしていきたいと思います。

実際に私が保有している高配当株について毎日ブログで発信しています。こんな方はぜひご一読ください。

・日本の高配当株投資に興味がある方
・国内小型〜大型高配当株の銘柄分析を手間をかけずにやりたい方
・今の日本でどんな企業が儲かっているのか知りたい方

学究社の評価 ☆☆☆☆☆(4.5/5.0点)

まずは結論から。

長期保有の高配当銘柄としての評価結果は、上記としました。

(投資は自己責任です。個別銘柄を推奨するものではありませんのでご理解ください。)

会社概要

【特色】

東京西部地盤に小中学生向け塾『ena』展開

個別指導・大学受験コースも

都立中高一貫校受験に強み

受験情報サイトも

業種:サービス業(小型株・ディフェンシブ株・3期連続増配予定

【沿革】

1972年、東京都国立市に生徒5名の学習塾「国立学院」開校

1985年、現 東証ジャスダック上場(塾業界初の株式公開)

1987年、ニューヨーク校を開校

2000年、インターネットによる教育情報提供を開始

2007年、清里自然学校を開校

2012年、進学舎を吸収合併(看護医療系総合予備校(現 ena新セミ)、芸大美大受験予備校(現 ena新美)の事業譲受け)

2014年、富士山合宿場を開校

2015年、東証二部(3月)→東証一部へ(11月)

2019年、TOKIO久米川タワーが完成・株式会社市進ホールディングス株式の追加取得により持分法適用関連会社化

2021年、TOKIO国立タワーが完成

【現経営者】

創業者の河端真一氏が今もなお、取締役会長兼代表執行役社長

以下、河端氏の言葉を一部抜粋

学究社はenaを中心とする教育機関を運営する企業体です。生身の人間に対する教育を行う企業ゆえ、当社には利潤追求に優先する禁止規定が存在します。そして実現しようとする理想があります。それを当社では企業理念たる「人間第一」の一言で表現しています。「生きる力」を体得する場を人間的に運営することが学究社の仕事です。

【事業】

以下、4つのセグメントで構成

小中本部(都立中高受験の市場をいち早く開拓し、この市場での不動の地位を築いている)

-全体売上の6割と全体利益の7割超を稼ぐ主力サービス

大学受験本部(単方向映像授業と対面授業を組み合わせたDXサービスなど展開)

個別指導本部(最難関大学在籍教師によるオンライン家庭教師など展開)

不動産・その他(所有不動産の活用、WEB遠隔授業を北米・中南米・欧州・中東・アフリカ向けに拡充など)

【現況】*2022年6月時点

都立中高一貫校受験の小学生、難関校挑戦の中学生とも集客順調

-前年から導入した「ダブル学習システム」が生徒・保護者様からの支持に繋がる

-2022年1〜3月に関東全域にTVコマーシャルを実施 (1億円投資)

新規の不動産賃貸が貢献

23年第1四半期、初の営業黒字

DX関連費等こなし23年度通期営業益やや上振れの公算

最高純益更新、3期連続増配

【今後】

2つ目の集団指導塾を東川口に22年9月開校

-川口市立中高一貫校の対策がメイン

新たなビル建設と所有不動産の有効活用

-国立に現在隣接して所有している自社物件の2棟を建て替え、TOKIO国立タワー2号館を建設予定

2024年度中に完成し、延床面積500坪で賃貸住宅での収入を予定

企業分析のポイント

色々な書籍を読んで、私なりに高配当株のチェックポイントを以下の6つに絞りました。

  1. 配当推移(減配していないか)
  2. 配当利回り(購入時3.5%以上が目安)
  3. 配当性向(高すぎても業績悪化時に減配するリスクあり)
  4. EPS推移(増加していれば、ビジネスが順調である指標)
  5. 自社株買い(業績安定していないとできない)
  6. 自己資本比率(60%以上あると良い)

IRバンク、バフェットコードが上記指標を見る上で便利なのでさっそく見ていきましょう。

引用:バフェットコード
引用:IRバンク

以下は、その他の参考指標

引用:バフェットコード
引用:IRバンク

企業分析のポイント(採点結果)☆☆☆☆☆(4.5/5.0点)

それぞれのポイントを見ていきます。

  1. 配当推移(減配していないか)→11年に1度減配あるも、その後はコロナでも業績続伸し、長期的には右肩上がり(◎)
  2. 配当利回り(購入時3.5%以上が目安)→直近4.85%で、長期でも高い配当利回り続く(◎)
  3. 配当性向(高すぎても業績悪化時に減配するリスクあり)→おおよそ60%〜70%付近と高く、増配余地はあまり無い(△)
  4. EPS推移(増加していれば、ビジネスが順調である指標)→現在、過去最高水準で長期的にも右肩上がり傾向(◎)
  5. 自社株買い(業績安定していないとできない)→14年度に9億、20〜21年度は各期1億円以上の実施あり(△)
  6. 自己資本比率(60%以上あると良い)→長期で50%程度を維持、もう一息欲しいところ(△)

まとめ

競合他社が私立中高受験に軸足を置く中、都立中高受験の市場をいち早く開拓し、高い合格実績を背景に、市場での不動の地位を築いている

都立中高一貫11校で過半数の合格実績と都立進学指導重点校7校でNo.1の合格実績

アフターコロナに対応したオンライン化・DXの積極的な推進で更なるサービス拡充を目指している

大都市圏では中高一貫校への人気が高く、少子化でも市場は堅調な伸びを見せている(ただし、長期的には横ばい傾向に落ち着く予想)

自社保有不動産の有効活用で、本業に加えて安定した収益源を確保

つまりは、今後も需要のあるマーケット(都立中高受験)を理解し、既にその市場で高いシェア(合格実績)を残すブランド力(集客力)のある企業(学習塾)と言える

引用:Yahooファイナンス

私の保有株は現在56株です。

今の株価は、PER11.45(割安度)・PBR4.14(お買得度)で、割安では無い水準といった印象です。

個人的にはこのまま堅調に株価上昇が続くと予想しますが、買い時を失わないためにもコツコツ1株単位で積み立てていきたい銘柄です

(※あくまでも個人の感想であり、投資は自己責任でお願いします。)

第46弾は、蔵王産業(9986)について明日のブログで触れていきたいと思います。

今日もブログを見ていただきありがとうございます(^^)

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