アステラス製薬(4503)の銘柄分析 〜日本・高配当株〜

投資(日本・高配当株)

こんにちわ。個人投資家の花咲丸です(^^)

ブログ64日目。昨日お伝えしたとおり、アステラス製薬の銘柄分析をしていきたいと思います。

実際に私が保有している高配当株について毎日ブログで発信しています。こんな方はぜひご一読ください。

・日本の高配当株投資に興味がある方
・国内小型〜大型高配当株の銘柄分析を手間をかけずにやりたい方
・今の日本でどんな企業が儲かっているのか知りたい方

 

アステラス製薬の評価 ☆☆☆☆(4.5/5.0点)

まずは結論から。

長期保有の高配当銘柄としての評価結果は、上記としました。

(投資は自己責任です。個別銘柄を推奨するものではありませんのでご理解ください。)

 

会社概要

【特色】

医薬品国内2位

開発技術起点の研究開発体制

前立腺がん薬が柱

遺伝子・細胞治療技術育成

 

業種:医薬品(大型株・ディフェンシブ株・10期連続増配

 

引用:アステラス製薬 HP 2022統合報告書

 

【沿革】

2005年、山之内製薬と藤沢製薬の合併によりアステラス製薬(株)発足

2006年、一般用医薬品事業を行うゼファーマ(株)を第一三共(株)に譲渡(医療用医薬品へ経営資源を集中するため)

2012年、前立腺がん治療剤XTANDI®︎を米国で発売(主力製品)

2013年、過活動膀胱治療剤ミラベトリック®を米国で発売(主力製品)

 

※その他、M&A等については下記資料参照

引用:アステラス製薬 HP 2022統合報告書

 

【現経営者】 

代表執行役社長 安川 健司

1986年4月にアステラスの前身の旧山之内製薬に入社。開発本部泌尿器領域プロジェクト推進グループ部長、製品戦略部長、上席執行役員経営戦略担当などを歴任後、2017年6月から同社代表取締役副社長 経営戦略・販売統括担当、2018年4月から同社代表取締役社長。(86年3月に東京大学大学院農学系研究科修了。01年7月に博士号取得(薬学) 昭和大薬学部。57歳

 

現在の開発初期段階の研究から、次世代のアステラスを支える旗艦製品をいくつ創出できるか、それが勝負の分かれ目です。私たちの挑戦は成功確率などで計算できる世界ではなく、研究中のどの分野から製品を創出できるかを完璧に予測することはできませんが、Focus Areaアプローチが近い将来実を結び、多くの「価値」を生み出すことを確信しています。
細胞医療や遺伝子治療など、私たちは前例の非常に少ない、革新的製品の創出に取り組んでいます。新薬が承認されるまで、多くの関門を突破し、多くの要求に応えねばならず、その方法を教えてくれる人は誰もいません。そうした中で挑戦を続け、私たちのVISIONである、「変化する医療の最先端に立ち、科学の進歩を患者さんの『価値』に変える」べく、産みの苦しみを乗り越えようとするアステラスに、今後とも多大なるご支援をよろしくお願いします。

 

【事業】

① アステラスのコアビジネス(Rx、Rx+)
アステラスはアンメットメディカルニーズ(満たされない医療ニーズ)の高い疾患を克服する革新的なヘルスケアソリューションを創出し、届けることで、患者さんの健康に貢献し続けます。

 

② アステラス製品への入手可能性の向上
社会経済的な理由でアステラス製品へのアクセスが困難な患者さんに対しては、各国の置かれている状況や規制などを勘案しながら、アステラス製品へのアクセスを向上する仕組みを構築しています。

 

③ 外部パートナーが実施する保健医療へのアクセス向上に向けた活動の協働・支援
アステラスが持つケイパビリティや技術を生かしながら、外部パートナーの活動を協働・支援することで、より多様な保健医療へのアクセス課題に取り組んでいます

 

引用:アステラス製薬 HP 2022統合報告書

 

■アステラスのコアビジネス(Rx、Rx+)

Focus Areaアプローチに基づき研究開発を加速し、またバイオロジーやモダリティ/テクノロジーの組み合わせにより多様なヘルスケアソリューションを創出

医療用医薬品(Rx)事業で培ったアステラスの強みをベースに、最先端の医療技術と異分野の先端技術を融合させることで、ペイシェント・ジャーニー全体(予防、診断、治療および予後管理を含むヘルスケア全般)において患者さんに貢献するRx+事業を推進

引用:アステラス製薬 HP 2022統合報告書

 

【現況】*2022年6月時点

柱の前立腺がん薬『イクスタンジ』伸長

尿路上皮がん治療薬『パドセブ』は新規患者浸透が想定超える

円安による研究開発費や販管費増、遺伝子治療薬の減損220億円などこなし大幅営業増益

 

【今後】

女性更年期治療薬候補『フェゾリネタント」は米国で承認申請、23年2月中までの審査終了見込み

米国サンフランシスコにバイオ研究拠点新設、23年夏運用開始へ

 

企業分析のポイント

色々な書籍を読んで、私なりに高配当株のチェックポイントを以下の6つに絞りました。

  1. 配当推移(減配していないか)
  2. 配当利回り(購入時3.5%以上が目安)
  3. 配当性向(高すぎても業績悪化時に減配するリスクあり)
  4. EPS推移(増加していれば、ビジネスが順調である指標)
  5. 自社株買い(業績安定していないとできない)
  6. 自己資本比率(60%以上あると良い)

IRバンク、バフェットコードが上記指標を見る上で便利なのでさっそく見ていきましょう。

 

引用:バフェットコード
引用:IRバンク

以下は、その他の参考指標

引用:バフェットコード
引用:IRバンク

企業分析のポイント(採点結果)☆☆☆☆(4.5/5.0点)

それぞれのポイントを見ていきます。

  1. 配当推移(減配していないか)→10期連続増配中、2023年3月期も増配予定(◎)
  2. 配当利回り(購入時3.5%以上が目安)→直近2.91%で水準以下だが、長期保有で高配当化狙える(○)
  3. 配当性向(高すぎても業績悪化時に減配するリスクあり)→30〜70%程度と振れ幅は大きい(○)
  4. EPS推移(増加していれば、ビジネスが順調である指標)→長期的には増加傾向も、20-21年3月期は低水準。23年3月期は過去最高水準まで回復予想(○)
  5. 自社株買い(業績安定していないとできない)→毎年積極的に実施。19年3月期には1600億規模で実施も(◎)
  6. 自己資本比率(60%以上あると良い)→現在62%で十分(○)

 

まとめ

医薬品国内2位、開発技術起点の研究開発体制に強み。前立腺がん薬が柱、遺伝子・細胞治療技術に注力。10期連続増配中。

円安による研究開発費や販管費増、遺伝子治療薬の減損220億円などこなし大幅営業増益

・女性更年期治療薬候補『フェゾリネタント」は米国で承認申請、23年2月中までの審査終了見込み

・米国サンフランシスコにバイオ研究拠点新設、23年夏運用開始へ

 

引用:業界動向リサーチ

 

引用:Yahooファイナンス

 

私の保有株は現在12株です。

今の株価は、PER18.11(割安度)・PBR2.28(お買得度)で、割高ではない水準

23年3月期の業績予想が明るいことも追い風に、株価は上昇傾向続く。国内首位級の製薬会社且つ好財務のディフェンシブ株であるため、個人的にはこのままコツコツ1株投資を続けていきたいと思います。

(※あくまでも個人の感想であり、投資は自己責任でお願いします。)

 

明日のブログでは、中外製薬(4519)について触れていきたいと思います。

今日もブログを見ていただきありがとうございます(^^)

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