三菱UFJフィナンシャルグループ(8306)の銘柄分析

投資(日本・高配当株)

こんにちわ。個人投資家の花咲丸です(^^)

ブログ31日目。昨日お伝えしたとおり、三菱UFJフィナンシャルグループの銘柄分析をしていきたいと思います。

実際に私が保有している高配当株について毎日ブログで発信しています。こんな方はぜひご一読ください。

・日本の高配当株投資に興味がある方
・国内小型〜大型高配当株の銘柄分析を手間をかけずにやりたい方
・今の日本でどんな企業が儲かっているのか知りたい方

三菱UFJフィナンシャルグループの評価 ☆☆☆☆☆(4.5/5.0点)

まずは結論から。

長期保有の高配当銘柄としての評価結果は、上記としました。

(投資は自己責任です。個別銘柄を推奨するものではありませんのでご理解ください。)

会社概要

【特色】

国内最大の民間金融グループ(銀行、信託、証券、カード、リース等)

国内企業トップの総資産を誇る(20229月時点で約387兆円

世界の銀行トップ10にランクイン(2021年時点、フィナンシャルタイムズ傘下the banker発表)

旧財閥、創業150年を迎えた三菱グループ御三家の1つ(三菱グループ所属企業は4000社を超える)

業種は銀行業(大型株・景気敏感株・配当性向40%目標

【沿革】

1868年〜、三菱の創業者、岩崎彌太郎をはじめとする岩崎家4代に渡る挑戦が始まり

1919年、三菱銀行設立(岩崎彌太郎によって創設された九十九商会を発祥とする 「三菱合資会社銀行部」が前身)

2004年、三菱東京フィナンシャル・グループとUFJホールディングスによる経営統合を発表

2006年、「三菱銀行」「東京銀行」「三和銀行」「東海銀行」を源流に持つ「三菱東京UFJ銀行」設立

2010年、米モルガン・スタンレーと日米双方での証券業務提携(三菱UFJモルガン・スタンレー証券会社)

2018年、「三菱UFJ銀行」に名称変更

引用:三菱UFJフィナンシャルグループHP

【現経営者】

2020年4月より亀澤宏規氏がグループCEO就任

市場部門や融資企画部署を経て、2016年からグループのデジタル戦略の中心的な役割を担う

文系・経営企画部出身という従来のトップ像と異なる、メガバンク初の理系出身社長として注目されている

ROE7.5%以上の高収益化、圧倒的な金融プラットフォーマー、1兆円稼ぐことを目指している

中期経営計画(2021年度-2023年度)
引用:三菱UFJフィナンシャルグループHP

【メイン事業】

以下、7つの事業本部で構成

①デジタルサービス事業本部:国内の個人・法人向けデジタル金融サービスの提供と全社のDX推進

②法人・リテール事業本部:国内の個人・法人向けの銀行業務

③グローバルCIB事業本部:グローバル大企業向けの商業銀行機能と証券機能を提供

④グローバルコマーシャルバンキング事業本部:出資先である米国のMUFGユニオンバンクやタイのクルンシィ(アユタヤ銀行)、インドネシアのバンクダナモンなどのパートナーバンクを通じて、米国と東南アジアにて、現地の中小企業や個人のお客さま向けに金融サービスを提供

⑤受託財産事業本部:資産運用、資産管理、年金のコンサルティング・運用・商品開発

⑥コーポレートバンキング事業本部:日系大企業向けの銀行業務

⑦市場事業本部:金利債券・為替・株式のセールス&トレーディング業務+MUFGの資産・負債や各種リスクを運営管理するトレジャリー業務

【現況】*2021年度通期決算時点(2021年4月〜2022年3月)

2021年度通期決算、連結純利益は1兆1,308億円、7年ぶりに過去最高を更新

外国債権の損失は投資信託などの含み益実現で補う(外債評価損は8,528億円と前年より9,558億円悪化)

主要国ではタカ派的な金融政策の動きが加速、米国の長期金利は上昇中(債券価格は下落)

貸出金の利ザヤ改善続く

国内外の資金需要堅調で残高伸長

与信費用はロシア向けやシステム減損など大口引き当て一巡し、将来に向けた手当て完了

2021年度に3円増配、2022年度もそこから更に4円増配予定

引用:三菱UFJフィナンシャルグループHP

【今後】

2023年3月期(22年度)の連結純利益予想が前期比12%減の一兆円予想

また今期中に発行済み株式総数の4.7%、3000億円を上限とする自社株取得・消却も発表

在庫の一時買い取りを手掛ける子会社設立(企業の在庫管理や供給網維持を支援へ)

タイの傘下アユタヤ銀行が野村証券の現地子会社買収、銀行連携を加速

米MUFGユニオンバンク売却損が重く、経常利益反落予想

引用:三菱UFJフィナンシャルグループHP

企業分析のポイント

色々な書籍を読んで、私なりに高配当株のチェックポイントを以下の6つに絞りました。

  1. 配当推移(減配していないか)
  2. 配当利回り(購入時3.5%以上が目安)
  3. 配当性向(高すぎても業績悪化時に減配するリスクあり)
  4. EPS推移(増加していれば、ビジネスが順調である指標)
  5. 自社株買い(業績安定していないとできない)
  6. 自己資本比率(60%以上あると良い)

IRバンク、バフェットコードが上記指標を見る上で便利なのでさっそく見ていきましょう。

引用:バフェットコード
引用:IRバンク

以下は、その他の参考指標

引用:バフェットコード
引用:IRバンク

企業分析のポイント(採点結果)☆☆☆☆☆(4.5/5.0点)

それぞれのポイントを見ていきます。

  1. 配当推移(減配していないか)→コロナ渦で苦しい時期も減配することなく右肩あがりで増配中(◎)
  2. 配当利回り(購入時3.5%以上が目安)→直近4.3%で十分+長期保有で更なる高配当化狙える(◎)
  3. 配当性向(高すぎても業績悪化時に減配するリスクあり)→20〜40%程度で増配余地残す(◎)
  4. EPS推移(増加していれば、ビジネスが順調である指標)→2020年に凹むが回復、高い水準を維持(○)
  5. 自社株買い(業績安定していないとできない)→1,000億円を超える規模で安定的に実施、22年度も積極姿勢あり(◎)
  6. 自己資本比率(60%以上あると良い)→4%台と低いが、銀行業に関しては気にする必要はない(○)

まとめ

世界の銀行トップ10に毎年ランクインする日本首位の民間金融グループ

三菱グループ中核企業で米国のMUFGユニオンバンク(今期売却)やタイのアユタヤ銀行、インドネシアのバンクダナモンな国外にもパートナーバンクを持ち、世界の成長を享受できる体制となっている

足元ではモルガン・スタンレーの持ち株利益や顧客部門の拡大・利ザヤ改善続き絶好調の業績

一方で、22年度今期は、米MUFGユニオンバンク売却損が重く、経常利益反落予想といった懸念材料もある

ちなみに、直近株価は若干割安な水準。

2022年10月13日時点でPER8.1倍、PBR0.49倍

引用:Yahooファイナンス

私の保有株は現在111株です。

コツコツ積み立て投資しながら、景気敏感株の背景から暴落が来た時には一気に買い増したいと考えています。

(※あくまでも個人の感想であり、投資は自己責任でお願いします。)

第31弾は、三井住友フィナンシャルグループ(8316)について明日のブログで触れていきたいと思います。

今日もブログを見ていただきありがとうございます(^^)

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